2013年04月02日
草の布 準備1
2年くらい前に子供の国のワークショップでやった、草の布。
身近な草や木から繊維を取り出して、それで布を織る、というワークショップ。
一応は好評だったのだけれど、その年の同じ月(夏休み中の8月)に調子に乗ってたくさんワークショップを掛け持ちしていたこともあって、自分としてはもっと内容を詰めたかったと反省が残った。
6月くらいにやりますと言って準備を始めて、8月に実施したのだけれど、実際にやってみると植物ごとにいろいろと手順に違いがあって、
実感としては繊維をとる作業にはもっと時間をとったほうが良さそう。時間に追われてやると無理があって、すごくしんどい。
というわけで、いつやるかもわからないワークショップに備えて、折をみていろんな植物から繊維を取って貯めて置きたいと思っている。このくらいの、ゆっくりしたペースでやると楽しい。
下の土地に生えてたなぞの若木。多分芙蓉。生えてるところの写真は今度撮って来ます・・・。
50分蒸して
30分ph11の灰汁で煮て
樹皮の裏の糸みたいなやつをペロンとはがして
丁寧に水洗い。
光沢のある、うっすら緑色の繊維が取れた。
オオハマボウ。樹皮
芙蓉のときは一応資料どおり蒸してみたけど、煮る前に蒸す意味がいまいちよくわからなかったのではしょってみた。
灰汁(ph11)で30分ぐつぐつ煮て
外皮を剥ぐ。とってもぬるぬるする。
前に芭蕉の繊維を取るときに作った竹のハサミではさんでしごくと
ピンク色の繊維が出てくる。繊維としては丈夫で扱いやすいし、この道具とは相性が良さそうだけど、いかんせんヌルヌルしすぎ・・・。
資料を見ていると、木の繊維などはこのあたりの工程で「川底に穴を掘って埋める」「川に数週間晒しておく」など、「川」が登場する。我が家の場合身近に川があるわけではないので手で繊維をしごき取ろうとしてみたところ、やはりかなり繊維が傷んでしまうみたい。
なので。
そうだ。ひとまず、埋めちゃえ。
ってことで、埋めてみました。
何ヵ月後かに、思い出したら掘り出そう。
ああ。時間があるってすばらしい。
Posted by hiyokomame at 23:03│Comments(0)
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