2016年11月26日

ボルネオテングビワハゴロモ

ボルネオテングビワハゴロモ

 お世話になっているY谷さんから「印鑑ケース欲しい」と言って頂いたのは遠い昔のこと。
 作ったらお知らせしますとのらりくらりしている間に、Y谷さんから

 ボルネオテングビワハゴロモ

 という濁点多めの件名のメールが届いた。

 出た。知らないものが知らないが故に、あっという間にするりと長期記憶の引き出しに滑り込むあの現象。

 スリジャヤワルダナプラコッテとか、グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国とか、あの辺の引き出しにスポンと入りこんでしまった。

 (ちなみに左隣の引き出しには「ゾエアゾエアゾエアメガロパ」と「レプトケファルス」が入っていて、右隣には「東京特許許可局に特許の許可を取りに行く」が入っている。)

 
 で、頂いたボルネオテングビワハゴロモの標本の写真がきれいだった。
 ボルネオテングビワハゴロモ
 私の好きな色がたくさん。
 (生きているものはもっと鮮やかな色で、それもまた美しい。)

 印鑑ケースの表地に、ちょっとイメージをお借りした。実際には刺し子の部分の地色はもうちょい緑寄りに見える。

ボルネオテングビワハゴロモ
ボルネオテングビワハゴロモ
ボルネオテングビワハゴロモ
ボルネオテングビワハゴロモ


 結構特殊な配色なので、裏地に種明かしがあった方が面白いかな、と思ってシルエットをスタンプにしてみた
ボルネオテングビワハゴロモ
 あんまりがっつり具象にすると表地の表現と殺し合いそうなのでギリ模様に見えるくらいにしたい。
 グレンチェックとかあの辺の規則性があって、良く見たら、わかる人にはそう見えないこともない、くらいの・・・。

ボルネオテングビワハゴロモ


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 出来上がり。

 二点は無事Y谷さんのお手元に。Y谷さんありがとうございました!




 
 


Posted by hiyokomame at 12:10│Comments(2)
この記事へのコメント
柿渋からたどり着きました。問い合わせですが、県内で柿渋が手に入るところを探しています。DIYセンターなどでは容量の少ないものしか置いてなくてもっと容量の多い物を探しています。新垣さんはどちらで手にいれているのですか?こんな質問ですみませんm(__)m・和紙に柿渋を塗って紅型の型紙作りが出来ないかと思っています。よろしくお願い致します。
Posted by 琉球和紙のクラフト館琉球和紙のクラフト館 at 2017年02月05日 00:02
はじめまして。
 DIYセンターの柿渋、高いですよね。
 かなり割高なので、内地の柿渋やさんからまとめて送ってもらっています。
 お世話になっているところは二箇所あって、無臭なら「自然色倶楽部http://www.d2.dion.ne.jp/~mihonaka/page19.html」、昔ながらの柿渋、各種粘度選びたいなら「伊勢型紙おおすぎhttp://www.osugi.co.jp/kakisibu.htm#kakaku」
 どちらも良く研究されている親切な業者さんです。

 「おおすぎ」さんは無臭、低粘度、中粘土、高粘度の柿渋があり、用途によって何が適しているのか相談に乗って下さると思います。

 沖縄県内では残念ながら取扱店に心当たりがありません。
 店舗ではないのですが、現在我が家には
「おおすぎ」の

無臭無臭品
  2リットル入り 3000円
低粘度低粘度
  1.8リットル入り  2000円

 のみ買い置きがあります。一本ずつ程度ならお分けできます。税込み元値+沖縄までの送料200円という地味で何のお得感もない価格設定でよろしければ、どうぞご相談下さい!hiyokomame432000@yahoo.co.jp

 業務として沢山使うのであれば、おおすぎさんや自然色倶楽部さんに直接おろしてもらった方がいろいろ相談もできてお得だと思います。

 良い型紙ができますように。
 
Posted by ひよこまめ at 2017年02月05日 11:18
 
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